今回チャネルのhttp://www.channelfireball.com/articles/magic-origins-limited-rankings/を翻訳させてもらいました。いつもチャネルにはお世話になっています。原文では表もカード画像もあるので是非。
※がばがばの意訳です

3か月ごとに僕らは新しいリミテ環境が手に入るわけで、そいつは見たこともない全く新しい環境だったり、新しいパックだったりするわけだ。大会ごとにドラフトする人にとっては新しいセットが出るたびに環境を学ぶのは骨が折れる。もちろんある程度の基本は一緒だけども、それぞれの色の組み合わせはどんな感じか、2マナは何枚必要か、やっぱり≪破砕/Domolish≫はプレイアブルじゃないのか…こいつらを知るには10回以上ドラフトしなくちゃなんない。
 ―僕が毎回するような計算をしない限りね。僕が住んでるところじゃやりたいだけドラフトができない。だからセオリーを作るわけだ。あとは5回ドラフトすればもう満足さ。

ボム

まず最初にしたいのはこの環境が神話レアやレアに支配されているかどうか確かめることだ。これでこの環境が楽しくやり取りに満ちているか、どれだけ除去が大事かわかる。

緑:神話ボム 2 レアボム 5 合計7
白:神話ボム 2 レアボム 4 合計6
黒:神話ボム 2 レアボム 4 合計6
赤:神話ボム 2 レアボム 4 合計6
青:神話ボム 2 レアボム 3 合計5

このセットには16枚の神話と55枚のレア、合わせて71枚あるんだけども、僕はこのうち30枚が“ボム”だと思う。といっても≪潮流の先駆け/ Harbinger of the Tides≫とか≪白蘭の騎士/Knight of the White Orchid≫とかの良レアは一枚じゃゲームを決められないから入れてないよ。≪ギデオンの密集軍/Gideon’s Phalanx≫はこの速い環境で7マナがさすがに重いけど一枚で勝てるからボムに含めた。けれども全体として割とボムの範囲を広げたし、≪ピア・ナラーとキラン・ナラー/Pia and Kiran Nalaar≫という強いけど対処しうるカードがベストなカードの一枚だってのはいい知らせだね。
 つまり、基本セットではウィザーズはレアを納得できるレベルにうまく抑えてくれたわけだ。ということはたとえ除去のないデッキでも75%はボムにわからされずに済むわけだ。

アンコモン

よし、次はアンコモンの質だ。この数字は一般的な知識、今までの経験、セット内での相対的立ち位置に基づいてることは覚えておいてくれ。

白: ◎ 9 ○ 1 × 1
赤: ◎ 7 ○ 2 × 2
青: ◎ 7 ○ 3 × 1
緑: ◎ 6 ○ 4 × 1
黒: ◎ 6 ○ 3 × 1

この分類はちょっと不正確かもね。僕の基準はこうだ。

◎:マナカーブとかマナベースの問題がなければまずメインに入るカード。≪荒廃唱え/Blightcaster≫とかのアーキタイプ固有のカードも入ってるよ。
○:入れたくないカードではないけど、できるならサイドに入れたかったり、二枚は入れたくないカード。バットリとかでかいブロッカーとかが入るね。
×:帰化系のサイドボード用のカードだったり、めったにメインに入らないカード、あと≪治癒の手/Healing Hands≫とかの ゴミまずプレイアブルじゃないカード。

ここからカードの英語名省略します…

白の◎
祝福された霊魂
領事補佐官
騎士の勇気
勇者の守護神
永遠警備の歩哨
迅速な報い
族霊導きの鹿羚羊
戦乱の神託者
勇者の選定師

白が一番アンコの質が高い。≪永遠警備の歩哨/ Sentinel of the Eternal Watch≫はボムレアの半分以上より強い、とは言っておこう。

赤の◎
業火の侍祭
焦熱の結末
ゴブリンの栄光追い
地震の精霊
空荒らしの巨人
飛行機械技師
残虐無道の猛火

赤は残念なことにアーキタイプによって強さに幅があるカードがほとんどだ。とはいえプレイアブルではあるけどね。

青の◎
霊気への抑留
意志の激突
ジェスの盗人
印章持ちのヒトデ
スカーブの大巨人
塔の霊
つむじ風のならず者

青は良コモンが足りないからあんまり強い色じゃない。あとで分かるけどね。でも、ほかの奴らがコモンが弱いから見捨てると決めたとしても君が青にこだわればこの7枚のアンコが応えてくれるんじゃないかな。

黒の◎
荒廃唱え
残酷な蘇生
眼腐りの虐殺
肉袋の匪賊
節くれ根の罠師
黄泉からの帰還者

緑の◎
ドゥネインの精鋭
ジョラーガの祈祷
ソンバーワルドの頭目
ヴァレロンの管理人
地底街のトロール
空網蜘蛛

黒と緑はちょっと少ないね。でもあとで分かるけど色を選ぶ時にはそんなに影響しないよ。

コモン

緑:◎ 10 ○  3 × 5
黒:◎ 9 ○ 10 × 0
白:◎ 7 ○ 10 × 2
赤:◎ 6 ○ 11 × 2
青:◎ 4 ○ 12 × 3

これを見ればオリジンがいかにバランスが取れていて楽しいものかわかる。

緑と黒が◎のコモンの多さでベストな色のようだ。そのうち2,3しか目立つカードがないとしてもね。たとえば、≪葉光らせ/Leaf Gilder≫は緑のベストなカードの一枚ではあるけど≪焦熱の衝動/Fiery Impulse≫という赤のトップコモンとは比べ物にならない。10枚のトップとはいえない良コモンがあるということだ。

緑の◎
葉光らせ
大群の力
エルフの幻想家
ラノワールの共感者
果樹園の霊魂
ファリカの信奉者
ロウクスのやっかいもの
森林群れの狼
野生の本能
イェヴァの腕力魔導士
(この書きぶりで剛力化がないのは謎)

緑は今のところ一番濃い色だ。こいつらはどんなデッキにも合うけれども除去という面では何らかのサポートが必要だね。とはいえ僕は≪剛力化/ Titanic Growth≫と≪大群の力/Might of the Masses≫を使って除去の必要さえないデッキを見たよ。

黒の◎
血の署名
ナントゥーコの鞘虫
死の国の重み
魂裂き
よろめくグール
アンデッドの召使い
不浄な飢え
異臭のインプ
死橋のシャーマン

僕は≪アンデッドの召使い/Undead Servant≫みたいな複数あると得するサイクルのカードを手元から複数流れていくときに数えてる。もちろん一枚じゃこいつはプレイしない。黒も濃い色だけど前のめりではないね。だいたいこの環境ではコントロールだ。

白の◎
天界のほとばしり
突進するグリフィン
前線の僧侶
確固たるエイヴン
抑制する縛め
トーパの自由刃
巡礼者の道の騎士

白の生物の質は並外れている。この色で攻めるのはいい感じだ。≪天界のほとばしり/Celestial Flare≫は2マナとしてはいい除去だ。そして戦闘終了ステップに残ったクリーチャーに打てることを覚えておこう(注:おすすめです)

赤の◎
焦熱の衝動
ギラプールの歯車造り
稲妻の投槍
ボガートの粗暴者
アクロスの兵長
トゲイノシシ

赤は軽いマナ域にいいカードが多いけど、ほんとにいいものは少ない。このリストに2マナがないことに気づくだろうか。全体としても3枚しかないし、ほかの色から借りることをお勧めするよ。≪ドラゴンの餌/Dragon Fodder≫と≪地底の斥候/Subterranean Scout≫は合ったデッキではいいカードだけどかなり狭いね。

青の◎
閉所恐怖症
護輪のフクロウ
分離主義者の虚空魔導士
狩漁者

青は4枚?≪飛空士志願者/Aspiring Aeronaut≫まで加えても良かったかもしれないけど僕のデッキからはよく抜けるね。

結論

コモンアンコ
緑:◎ 16 ○ 7  × 6
白:◎ 16 ○ 11 × 3
黒:◎ 15 ○ 13 × 1
赤:◎ 13 ○ 13 × 4
青:◎ 11 ○ 15 × 4

緑と白がトップだけどトータルの質でよりいいね。

青は数字では最悪だけどだからダメだということではない。少ないカードたちの質は高いし安くピックできたらかなり強いデッキが組める。

読んでくれてありがとう。GPダラスとPTオリジンで会おう!

コメント

T-boy@tokens
2015年7月31日4:26

素晴らしい記事ですね!
勝手ながらリンクさせていただきます~

ラクドス教徒
2015年7月31日14:23

T-boyさん
ありがとうございます!

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